オール電化向け電力会社比較!Looop・オクトパスエナジー・Idemitsuでんき

私の家は東京電力のオール電化向けのプラン「季節別時間帯別電灯(電化上手)」を使用していたのですが、先日そのプランがなくなるとの通達がありました。

東京電力が発表した内容はこちら: 低圧のお客さま向け電気料金プランの一部見直しについて(PDF)

太陽光パネル

電化上手は、毎月の電力量料金2から 5%(上限 2,200 円/月)が割引となる全電化住宅割引。東京電力の言い分を簡単にまとめると「もうオール電化が定着したので割引は必要ないでしょ」ということ。もっともらしい理由ではありますが…要はインフレに伴う値上げということでしょう。

つまり、私の立場からすると今後は東京電力にこだわる理由がなくなり、もっとお得なプランを提供する他の電力会社を検討する価値が出てきました。

そこで、今回はオール電化住宅におすすめの新電力会社として評判の高い「Looopでんき」「オクトパスエナジー」「Idemitsuでんき」を徹底比較し、どのプランが最適なのかを詳しく解説していこうと思います。

Looopでんきの特徴とおすすめポイント

Looopでんきは、基本料金が0円というシンプルな料金体系が特徴です。これは多くの家庭向け電力プランでは珍しく、使った分だけ支払うことができるため、電力使用量が多いオール電化住宅においても効果的です。

  • 基本料金:0円
  • 従量料金:時間帯や季節によって異なる(例:夜間22時~6時は割安)

Looopでんきのメリット

  • 基本料金が0円なので、電力使用量が少ない月でもコストを抑えられる。
  • 全国で契約可能(沖縄を除く)、どこに住んでいても同じ条件で利用できる。
  • 再生可能エネルギーの利用を推進しており、環境に優しい選択肢。
  • 契約や解約に際しての違約金が一切発生しないため、契約の自由度が高い。

Looopでんきのデメリット

  • 燃料費調整額が市場価格に連動するため、価格の変動リスクがある。
  • 電力量料金が時間帯によって大きく変わるため、日中や夏季・冬季のピーク時間帯の電力消費が多いと料金が高くなる可能性がある。

Looopでんきが向いている家庭

深夜時間帯(22時~6時)や春・秋の昼間(10時~16時)に電力消費が多い家庭に特に向いています。エコキュートや蓄熱暖房機を深夜に稼働させるオール電化住宅で、日中のピーク時間帯の使用を抑えられる家庭にとって最適です。

オクトパスエナジーの特徴とおすすめポイント

オクトパスエナジーは、様々なプランを提供しており、ライフスタイルに応じた選択肢を柔軟に提供できる点が特徴です。特に「グリーンオクトパス」という再生可能エネルギー100%プランがあり、環境に配慮した家庭には魅力的です。

  • 基本料金:契約プランによって異なる(例:シンプルオクトパスでは基本料金が発生)
  • 従量料金:プランに応じて異なる

オクトパスエナジーのメリット

  • 再生可能エネルギー100%の選択肢があり、環境意識の高い家庭に向いている。
  • 契約期間の縛りや解約金がないので、プランの変更が容易。
  • 友達紹介キャンペーンなどで、契約者に特典がある。
  • ライフスタイルに応じた多様なプランが選べる。

オクトパスエナジーのデメリット

  • 基本料金や従量料金がエリアや契約プランによって大きく異なるため、適切なプランを選ばないとコストが高くなる可能性がある。
  • 市場価格の変動リスクがあり、価格が予想外に高騰することもある。

オクトパスエナジーが向いている家庭

環境に配慮したい家庭や、特典を活用したい家庭におすすめです。また、日中の電力使用が多い家庭や、電力使用のパターンに応じて柔軟な選択をしたい場合には向いています。

Idemitsuでんきの特徴とおすすめポイント

idemitsuでんきは、ガソリンスタンドでおなじみの出光興産が提供する電力プランです。特にオール電化向けのプランが用意されており、夜間の電力量料金が抑えられているため、オール電化住宅に適しています。

  • 基本料金:地域や契約内容によって異なる
  • 電力量料金:夜間料金が割安(例:深夜時間帯の料金が他社より低い)

Idemitsuでんきのメリット

  • 自動車を利用する家庭には、「クルマ特割」などガソリン代割引があり、年間最大2,400円お得。
  • 燃料費調整額が市場価格に連動しないため、電気料金が安定している。
  • 全国(沖縄を除く)で対応しており、引っ越し後も同じプランを継続できる。

Idemitsuでんきのデメリット

  • 契約内容によっては、解約時に違約金が発生する可能性がある。
  • エリアによって提供されるプランが異なるため、事前に確認が必要。

Idemitsuでんきが向いている家庭

夜間に電力を多く消費する家庭や、車をよく利用する家庭に最適です。安定した料金を求める家庭にとっても、価格変動リスクが少ないため安心です。

まとめ:オール電化に最適なプランの選び方

それぞれの電力会社には特徴があり、ライフスタイルに応じて選ぶことが重要。

各社のオール電化向けプランを徹底比較してみましたが、最終的にどの電力会社を選ぶかは、家庭の電力使用パターンや重視するポイントによって異なります。以下に、各電力会社をおすすめするケースをまとめてみました。

  • Looopでんきは、基本料金0円という点が最大のメリット。電力使用量が多い家庭や、夜間にエコキュートや電気温水器を使用する家庭にとって非常にコストパフォーマンスが良く、特に深夜電力を活用できる家庭にはベストな選択。ただし、夏や冬の日中の使用が多い家庭は料金が高くなるリスクもあるため、注意が必要。
  • オクトパスエナジーは、ライフスタイルに応じて選べる多様なプランを提供しており、契約の柔軟性も高いため、家庭の電力使用パターンが季節ごとに変わる場合や、環境への配慮を重視する家庭向き。特典やキャンペーンも豊富なので、総合的なコストメリットを得られる場合もあるか。
  • Idemitsuでんきは、特に夜間の電力料金が安く設定されており、さらに車をよく利用する家庭にとっては年間最大2,400円のガソリン割引が受けられる「クルマ特割」が大きなメリット。夜間の電力消費が多い家庭や、電気料金の安定性を重視する方に最適。

とりあえず、今契約している東京電力の電化上手プランが終わるまで様子見状態ですが、今のところ「Looopでんき」が乗り換え第一候補です。

基本料金0円はやはり魅力で、他社と比較してコストパフォーマンスが高く、エコキュートや深夜帯に稼働する電化製品をうまく活用することで、年間の電気代を大幅に抑えることができそう。ただ「Idemitsuでんき」は割と評判がよく、安定しているようなので、そこをどう見るかが決め手となりそうです。

※記事の内容は執筆時のものです。あくまで個人で収集した情報になりますので、詳細は各公式ホームページにてご確認ください。