「BUMP OF CHICKEN」。私が大好きなバンド。
ひと月前からテレワークになったので、作業BGMとしてバンプをよく流しています。好きなアーティストはたくさんいますが、その中でもバンプの曲は作業中にちょうどいい塩梅で集中できます。
今回は学生の頃から十数年(年齢バレる…)BUMP OF CHICKENを聴いてきた私が好きな曲ベスト10を紹介します。
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BUMP OF CHICKEN おすすめ曲ベスト10
ランキング~とかベスト~という記事を書くと「全部いい曲だし」「順位とかありえない」と思う方もいるかもしれません(ドラクエやFFのランキング記事でもいろいろと意見をいただいたので…)。
好きな食べ物と同じで好きな曲は人によって全く違います。あくまで「私個人が好きでおすすめしたい曲」という趣旨で紹介していますので、ご理解いただければと思います。
10位:プラネタリウム
2005年7月21日にリリースされたBUMP OF CHICKENの10枚目のシングル。
スッと入ってくるメロディと歌詞が美しい曲です。
四畳半を拡げたくて 閃いてからは速かった
次の日には 出来上がった 手作りプラネタリウム科学の本に書いてあった 作り方の他にアレンジ
実在しない穴を開けて 恥ずかしい名前付けた消えそうなくらい 輝いてて
触れようと 手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない
この曲を聴くと私は子供の頃を思い出します。冬の夜に聞きたい一曲。
9位:(please) forgive
2014年3月12日にリリースされたBUMP OF CHICKENの5thアルバム『RAY
『RAY』は『サザンクロス』『ラストワン』『firefly』『ゼロ』『友達の唄』…と名曲が多いのであまり目立たないかもしれませんが、個人的にはこの曲のメロディがすごく好き。
自分で選んできたのに 選ばされたと思いたい
一歩も動いちゃいないのに ここがどこかさえ怪しいあなたを乗せた飛行機が 私の行けない場所まで
せめて空は泣かないで 優しく晴れますように
実は前作である『COSMONAUT』に収録される予定だったのが、収録時間の関係で削られて『RAY』に入ってきたのだそう。言われてみると、たしかに曲の雰囲気が『COSMONAUT』っぽい。
8位:トーチ
こちらもアルバム『RAY』に収録されている楽曲。
BUMP OF CHICKENのボーカルの藤原さんは、この曲のデモ制作中や1人で弾き語りをする際、泣いてしまい歌えなかったとのこと。
震える足でも進めるように 自動的に空が転がるように
次々襲いくる普通の日々 飲み込まれないでどうにか繋いでいけるように
ストレートで疾走感のあるメロディは聴いていてスカッとします。しかし、それでいてどこか哀愁の漂う曲調はバンプならではだと思います。サビが2回続くような構成もすごく好き。
7位:プレゼント
2008年に収録されたカップリング集「present from you」に収録されている楽曲。「present from you」はカップリング集ですが、「プレゼント」はこのアルバムが初出となります。
実はこの曲の一部はBUMP OF CHICKENメジャー2枚目のアルバム「THE LIVING DEAD
「THE LIVING DEAD」の中では「Openig」「Ending」という分かれた2曲になっています。その2曲が「present from you」であらためてレコーディングされたことで「プレゼント」という1つの楽曲に完成しました。そんなストーリーも含めて好きな曲です。
ええと、うん
大丈夫 君はまだ君自身を ちゃんと見てあげてないだけ
誰だってそうさ 君一人じゃない
ひどく恥ずかしい事で でも逃げられない事で
そりゃ僕だってねぇ そりゃ僕だってねぇ
バンプファンにも人気の隠れた名曲です。
6位:Hello,world!
2015年4月22日にリリースされたBUMP OF CHICKENの通算24作枚目のシングル。
テレビアニメ『血界戦線』のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。
「Hello,world!」が収録されているアルバム『Butterflies』は、個人的に「う~ん…」なアルバムなのですが、この曲は大好きです。
ご自分だけがヒーロー
世界の真ん中で 終わるまで出突っ張り
ステージの上 どうしよう
空っぽのふりも出来ないハロー どうも 僕はここ
特に疾走感あふれるギターサウンドはバンプの楽曲の中でも屈指のカッコよさだと思います。
5位:車輪の唄
2004年8月25日にリリースされたBUMP OF CHICKENの4thアルバム『ユグドラシル
2人の男女の切ない別れの時間を、情景描写豊かに描かれています。カントリー調のメロディはバンプっぽくありながら、他の曲にはない独特なサウンドアレンジとなっています。
線路沿いの上り坂で
「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声町はとても静か過ぎて
「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした
ちなみに『車輪の唄』が収録されているアルバム『ユグドラシル』は、初期のバンプの暗い雰囲気と最近のバンプのキラキラ感(?)の過渡期、二面性がいい具合にミックスされている名盤なのでおすすめ。
4位:ray
BUMP OF CHICKENとしては初のアルバムタイトル曲。初音ミクとのコラボレーションでも話題になりました。
第66回NHK紅白歌合戦でも演奏された曲で、今のBUMP OF CHICKENを代表する曲の一つだと思います。
しょっちゅう唄を歌ったよ その時だけのメロディーを
寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたからいつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて
考える暇も無い程 歩くのは大変だ楽しい方がずっといいよ ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない
ポップで耳に馴染むメロディ、ポジティブながら悲しみを受け止めていく歌詞、一つの楽曲としての完成度は随一です。バンプを聞いたことがない人には、まずこの曲を聴いてもらいたいですね。
3位:K
2000年3月25日にリリースされたBUMP OF CHICKENの2thアルバム『THE LIVING DEAD
私がバンプを好きになるキッカケとなった思い出の曲でもあります。
『K』は疾走感あふれるサウンドと画家と黒猫が登場するドラマチックな歌詞が印象的。Kの意味がわかった時は鳥肌が立ちました。
「ホーリーナイト」 「聖なる夜」と呼んでくれた
優しさも温もりも全て詰め込んで 呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも 意味があるとするならば
この日のタメに生まれて来たんだろう どこまでも走るよ
本作以上に情景が目に浮かぶ曲を私は知りません。バンプで好きな曲は『K』と言うと「にわか」扱いしてくる人もいますが、たぶんただのひねくれ者か通ぶりたい人なので気にしてはいけません(笑)いいものはいいんです。
かなり前の曲なので最近のバンプとは少し雰囲気が違いますが、ぜひ聴いてもらいたい名曲です。
2位:HAPPY
2010年4月14日にリリースされたBUMP OF CHICKENの15枚目のシングル。藤原さんの同世代の友人に起きた出来事にインスパイアされて制作された楽曲です。
このPVは4月10日に六本木ヒルズアリーナで行われた「BUMP OF CHICKEN SECRET」で演奏しているものが使われています。
優しい言葉の雨の下で 涙も混ぜて流せたらな
片付け中の頭の上に これほど容易く日は昇る悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう
誰に祈って救われる つぎはぎの自分を引き摺って
圧倒的なリアリティーと切実さをもって、生き続けることの意味を訴えかけてくるメッセージソング。メロディラインが最高に美しく、歌詞と相まって涙がこぼれそうになります。
1位:ギルド
『ギルド』は4thアルバム『ユグドラシル
おそらく私がバンプの中で一番聴いてきた曲です。衝撃的な歌詞に驚くほどマッチしたメロディが強烈に胸に刺さります。
人間という仕事を与えられて どれくらいだ
相応しいだけの給料 貰った気は少しもしないいつの間にかの思い違い 「仕事ではない」 解っていた
それもどうやら手遅れ 仕事でしかなくなっていた悲しいんじゃなくて 疲れただけ
休みをください 誰に言うつもりだろう
出だしから心を揺さぶられるフレーズは圧巻。タイトルの『ギルド』は中世ヨーロッパの「同業者組合」の意味である「guild」が由来で、遠まわしに「仕事」を表現しています。
約2年後の2006年9月に無声映像作品『人形劇ギルド』