前回「原題『Frozen』を『アナと雪の女王』に変えたセンスに脱帽!邦題に込めた思いとは?」という記事を紹介しましたが、今回は『アナ雪』のように「原題よりもいいんじゃない?」と思わせる秀逸な邦題の映画をまとめてみました。
今まであまり意識したことはなかったのですが、こうやってまとめてみると原題を無視している邦題って結構多いんですね。
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個人的に原題よりも素晴らしいと思う映画の邦題 ベスト5
ランキングは比較的有名な映画からピックアップ。
5位『海の上のピアニスト』
原題:The Legend of 1900m
邦題:海の上のピアニスト
「1900 (ナインティーン・ハンドレッド)」と呼ばれた男の物語なので、原題は『The Legend of 1900m』。日本語にするのは難しい原題だと思いますが、とても綺麗にまとめたタイトルだと思います。
4位『この森で、天使はバスを降りた』
原題:The Spitfire Grill
邦題:この森で、天使はバスを降りた
原題の『THE SPITFIRE GRILL(スピットファイア・グリル)』は主人公が働くことになる喫茶店の名前で、第二次世界大戦で名を馳せた名戦闘機が由来になっています。原題は映画のイメージが全くわかないですね。
3位『ランボー』
原題:First Blood
邦題:ランボー
ランボーの元の原題が『First Blood』というのは知らない人も意外といるのではないでしょうか。First Bloodとは最初に血を流すという意味で、派生して「先手」などの意味を持つ軍事用語だそう。
日本では主人公「ジョン・ランボー」の名前から取った『ランボー』のタイトルで公開されて大人気に。そのタイトルが本国アメリカでも受け入れられ、以降のシリーズは日本・アメリカともに『RAMBO』と変更されたそうです。
秀逸どころか、文字通り原題を食った貴重な作品!
2位『隣人は静かに笑う』
原題:Arlington Road
邦題:隣人は静かに笑う
サスペンス映画好きの私は、タイトルだけでこの映画を見てみたいと思いました。「隣人」「静か」「笑う」と組み合わせるだけで、これほど不気味な感じを出すのはスゴイ。
1位『天使にラブ・ソングを…』
原題:SISTER ACT
邦題:天使にラブ・ソングを…
『SISTER ACT』を『天使にラブ・ソングを…』とするセンスに脱帽。さらにその邦題が作品の内容に直結しているのが素晴らしい!
おまけ:これはヒドイと思った邦題…ワースト1位
ミニミニ大作戦
原題:The Italian Job
邦題:ミニミニ大作戦
BMWから商業的な圧力でもかかったのかと疑いたくなるレベル。『The Italian Job』をそのまま使えないのはわかりますが、よりにもよって「ミニミニ」って。私は初めてタイトルを見たとき、子供がミニカーを使って奮闘する映画(ホームアローン的な)かと思いました。