iOS・Android向けスマートフォンゲーム『ダンジョンメーカー』が異例のヒットを記録して話題になっています。
Twitterでは「くっそ面白い」「時間泥棒すぎてヤバい」と絶賛され、ユーザーもどんどん増えている模様。一見すると普通のドット絵ゲームですが、なぜこれほどまでユーザに受け入れられたのでしょうか。
『ダンジョンメーカー』とは
『ダンジョンメーカー』は韓国のゲームデベロッパー、GameCoasterが配信しているシミュレーションゲーム。価格は360円で、キャラクターやアイテムなどを追加課金でアンロックできる仕様となっています(無課金でもアンロック可)。
プレイヤーは魔王となってダンジョンを作り、モンスターや罠を配置・育成し、次々に攻め込んでくる勇者たちを撃退します。
特に注目されていたタイトルではありませんでしたが、ゲームブログ「ゲームキャスト」が取り上げたことで一躍話題に。
iOSの「トップ有料ランキング」のトップはもちろん、「トップセールス」でも55位(記事執筆時)に食い込むという売れっぷり。ゲームキャストの管理人さんによると、ここまでのヒットは「新規有料ゲームとしてはまさに5年に1度レベル、App Store史上空前の大ヒット」とのこと。
『ダンジョンメーカー』がなぜ流行っているのか?
ダンジョンメーカーが流行っている一番の理由は「ユーザーのソシャゲ疲れ」だと思います。
パズドラから爆発的に広がったソシャゲ市場ですが、最近は大きなヒットタイトルがなく飽和状態です。そして、ゲーム内容はどれも似たり寄ったりでギルドやレイド、PVP対戦など複雑かつ面倒な要素が増えています。ユーザーはそんなソーシャルゲーム自体に疲れてしまい、飽きてきているのではないでしょうか。
そして、ユーザーにとってもっとも大きなストレスになっているのが「有料ガチャ」の存在です。
ガチャを回すのは楽しいですが、同時に当たらなかった時のストレスは相当なものです。何万何十万使って目当てのキャラやアイテムが手に入らなかった時の虚無感は想像を絶します。
そんな中、突如として現れた『ダンジョンメーカー』。
本作はガチャ課金はなく、面倒な対戦要素もないため、自分のペースでストレスなくプレイできます。ガチャ課金に疲れたユーザーがダンジョンメーカーに飛びつくのは必然ではないでしょうか。
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『ダンジョンメーカー』はこんな人におすすめ
現在、スマホゲームで主流となっている対戦ゲー、ガチャゲー、課金ゲーに飽き飽きしている人におすすめします。ただ、楽しすぎて相当な時間を奪ってくるため、忙しい人や今プレイしているゲームでカツカツな人は手を出さない方がいいかも。
『トルネコの大冒険』などのローグライクRPG的な要素もあるので、中毒性が非常に高いゲームです。私は忙しくてまだほとんどプレイできていませんが、本気でやり始めたら時間を奪われそうな雰囲気がプンプンしています。
じわじわ楽しさを味わえるスルメゲーなので、ライトユーザーからゲーム好きのヘビーユーザーまで幅広くおすすめできる良作です。基本無料(課金前提)ゲームに疲れた方は、360円ぽっきりでストレスレスな本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。