電卓アプリのUI・エフェクト担当を小一時間問い詰めたい。なぜ、こんな仕様にしたのかと。
iOS11の電卓で「1+2+3」という極めて単純な計算をすると、答えが「24」と出てしまうバグがあることが判明しました。
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iPhoneの電卓(iOS11)のバグ
私も実際試してみたところ、たしかに「1+2+3」が「24」になってしまいました。
なぜこんなことになってしまうのか。
どうやら原因は電卓アプリのアニメーション表示にあるようです。
iOS11の電卓アプリは、ボタンをタップすると明るく光り、ゆっくりと消えるアニメーション効果が実装されていますが、アニメーションが終わるまで次の動作を受け付けない仕様になっているようです。
つまり「1+2+3」と入力したはずの計算式は「1+23」と認識され、答えが「24」になってしまうという訳です。そのため、ゆっくり入力すれば正しい答え「6」が返ってきますが、ちょっと電卓を叩くのが速い人であればこの現象は起きてしまいます。「+」だけでなく「-」「×」「÷」ボタンも同様です。
厳密にいうと「バグ」ではありませんが、Appleはこの仕様に気が付いていたのでしょうか。仮に知っていてリリースしたとすれば非常に残念です。どんなにデザインやエフェクトが凝っていても、実用性は何よりも最優先すべき事項。電卓アプリならなおさらです。
Appleがこの問題を修正するのか、それとも仕様としてそのままにするのか、注目したいですね。
LINK:iOS 11の計算機に「1+2+3」の答えを「24」と表示するバグの存在が判明