2021年第2四半期(4~6月期)の世界スマートフォン市場調査によると、トップがサムスン(シェア19%)、2位がシャオミ(17%)、3位アップル(14%)、4位オッポ(10%)、5位Vivo(10%)と、中国のスマホメーカーが大きくシェアを伸ばしています。
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私もOPPOの「Reno A」を2年間使い、少し前にXiaomiの「Mi 11 Lite 5G」を購入しましたが、2つのメーカーに共通して言えるのは圧倒的なコスパの高さです。
今回はOPPOとXiaomi、両方の端末を実際に使ってみて、スペックだけではわからないそれぞれのメーカーの特徴をまとめてみました。そして、どちらのメーカーが「コスト」と「パフォーマンス」の両面を考えて本当におすすめできるのかを紹介します。
OPPOの優れている点
スマートフォンの動作
スマホの動作はOPPOの方が安定しています。というか、Xiaomiはバグが多すぎ…
XiaomiのMi 11 Lite 5Gは、今は改善されたものの初期はゲームの動作不具合があり、今でもサードパーティー製のランチャーでジェスチャーが使えないなど、致命的な問題があります。他にもアプリが固まる、落ちる、正しく動作しないといった不安定な挙動を起こすことも少なくありません。
振り返ってみると、OPPO Reno Aはそのようなバグはほどんどなかったと記憶しています(小さな不具合は時々ありましたが)。
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ゲームアプリの最適化
OPPOには「ゲームスペース」、Xiaomiには「ゲームターボ」といったゲームアプリを最適化する機能があります。
OPPOのゲームスペースはできることは限定的ですが、動作はかなり安定しています。逆にXiaomiのゲームターボは多機能なのですが、機能が多すぎて面倒&不安定といった問題があります。好みや使いたい機能によって評価は変わると思いますが、個人的にはOPPOのゲームスペースの方が好印象です。
Xiaomiの優れている点
ハードの性能
Reno AとMi 11 Lite 5Gの比較になるので単純にどちらが上という話はできないのですが、Mi 11 Lite 5Gの動作は非常にサクサクで、ゲームの起動は倍以上早くなりました。
リフレッシュレートは90Hzなので、アニメーションはかなり滑らかに再生してくれます。また、本体は159gと非常に軽いので、スマホを持つときのストレスが軽減されました。
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側面指紋認証の精度
OPPOなどに搭載されているディスプレイ指紋認証は、一般的に精度があまり良くないことが多いです。その点、Xiaomiの側面指紋認証はエラーも少なく優秀。側面なので、画面の大きさやデザインに干渉せず、非常に理にかなった機能だと思います。
多彩な独自機能
好意的に見ればOSのバグの多さとトレードオフしているとも捉えられますが、セカンドスペースやデュアルアプリといった独自機能は、人によっては重宝する機能だと思います。
OPPOとXiaomi、どっちがおすすめ
結論から言うと、私はOPPOをおすすめします。
どちらのメーカーも一長一短ありますが、とにかくXiaomiは挙動が不安定なのが大きなマイナスポイント。購入当初はサクサク動いて好印象だったのですが、使うほど粗が目立ってきました。
一部界隈では、Xiaomiの端末を「スペック番長」と揶揄されることがままありますが、実際に使ってみてその言葉の意味がよくわかりました。
逆にOPPO Reno Aは2年間使っていましたが大きな不満はなく、いい端末だったとあらためて思いました。今回はスペックを考慮してMi 11 Lite 5Gを購入しましたが、Reno Aの方がトータルの満足度は高かったです。Google Pixelも購入候補でしたが、PixelはPixelで、SDカードが使えない、重い、少し割高と気になる点があって見送りました。
パーフェクトな端末はなかなかありませんが、色々な端末を選べるのがAndroidの楽しいところでもあります。また来年はどんなデバイスが発表されるのか、今からワクワクしますね。