私が大好きなゲーム『すばらしきこのせかい』、通称『すばせか』。DS版はもちろん、昨年リリースされたiPhone版『すばらしきこのせかい -Solo Remix-』もプレイしました。
そんな『すばらしきこのせかい』のストーリーですが、ユーザーの推測や想像に任せる部分もあり、わかりにくい会話もちょいちょい出てきます。今回は『すばらしきこのせかい』に登場するキャラのエピソードやエンディングについて解説します。
『すばらしきこのせかい』概要
すばせか公式トレーラーはこちら。
『キングダム ハーツ』・『ファイナルファンタジーシリーズ』の制作スタッフが開発を担当する、アクションロールプレイングゲーム。これらの作品や、多数の人気作品・話題作品を手掛けている野村哲也がメインキャラクターデザインを行う。
特筆すべきなのは、物語の舞台が21世紀前半(本作が発売された2006 – 2007年ごろ)の東京、渋谷区をモデルとしているところである。街並みは(縮尺が一部極端ではあるが)ほぼ忠実に再現されており、当時の名所や有名な建物は各種権利の都合上、名称を変えてはあるものの、実に多様な物が重要な要素やランドマークとして登場しており、SFやファンタジーの要素が取り入れられてこそいるが、あくまで現代劇的な作風となっている。
2012年8月27日にiOS版の「Solo Remix」が配信された。1画面になったことで、いくつかの仕様が変更されたほか、容量に余裕ができたためか新規・既存BGM計60曲全てがフルコーラスで収録されるなど、引き続きBGMに力が入れられている。
『すばらしきこのせかい』ネタバレ解説
下記の見解は公式ではなく、私の推測の部分も多くありますのでご注意ください。
- ・ライムのエントリー料は?
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たぶん夢。現世でライムには夢があったということですが、UGではそのことを忘れていたのが理由です。
ただ、ビイトのことも忘れていることを考えると、例えば「ビイトが夢を持つことが夢」とかビイトに関する夢なのかもしれません。UGでライムがビイトのことを忘れていた理由は、ビイトのエントリー料が「ライムの中の」ビイトの記憶だったからです。 - ・死神BJ(ビージェイ)が電話でふられた相手は?
- 八代 卯月。
八代に変な電話がかかってきたという会話があり、日時的にも合致するため。 - ・シキのエントリー料はなぜ容姿?
- 自分にコンプレックスがあったのに、なぜ容姿がエントリー料になったのか。
私の解釈では、シキは東沢に「結局は自分が大好き」と言われているので、「自分=容姿」が一番大切なものだったのかと想像しています。 - ・エンディングの意味
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ネクとヨシュアの最後のゲーム(撃ち合い)で、ヨシュアは「僕が勝ったら僕の好きな世界にする(=渋谷の崩壊)」と言います。結果、ヨシュアはゲームに勝ったのですが、気がつくとネクは渋谷の交差点で目を覚まします。何度も見た交差点でのムービーに見えますが、よく見ると今回は周囲がネクを取り囲んでいます。それはネクの存在が認識されてるということ…つまり生き返ったということになります。それに気が付いたネクは、訳がわからず「なんなんだよこれー!」という言葉が出てきたのだと思います。結論として、ヨシュアはネクやその周りの者たちとの関わりを通して、渋谷の可能性を見出して存続を決断したということになります。ヨシュアの性格を考えると、最後の撃ち合いでネクがヨシュアを撃っていたら、渋谷を消していたのかもしれませんね。
真のエンディング
本編2周目より集められる「シークレットレポート」を全て揃えるとエンディングに新しいムービーが追加されます。面倒なお題もありますが、追加ムービーはちょっと感動する内容ですので頑張って集めてみてください。
また、ヤリコミ攻略にあたって一押しのバッジは「ライトニング・ルーク」の複数装備です。攻撃範囲が広い上、威力もかなりあるので使い勝手は抜群です。「六星シリーズ」はiPhone版だと弱体化していますが、それでも強いので全て揃ったらそちらに移行するといいと思います。
『すばせか』はゲームシステム、キャラクター、ストーリー、BGM…全てが素晴らしい名作です。未プレイの方は是非一度やってみることをおすすめします!