サイトに記載する「Copyright(コピーライト)」、著作権表示の正しい書き方

ほとんど全ての企業サイトやブログに「Copyright(コピーライト)」の表記があります。

Copyright(コピーライト)

私も仕事でサイト制作する際は必ず記載していますが、先日クライアントから「年が変わったので下に書いてある年号変えてほしい」との依頼がありました。毎年疑いもなく作業していたのですが、ふとある疑問がわいてきました。「コピーライトの年号って変える必要があるのか?そもそもコピーライトの正しい書き方って何だろう?」と。

気になって確かめたところ、勘違いしていた部分が色々ありましたので、この機会に正しいコピーライトの書き方についてまとめてみました。

コピーライトの必要性

日本の法律ではブログを書いた時点で著作権が発生しているため、コピーライトの記述ありなしに関わらず著作物は保護されています。つまり、コピーライトの記述を忘れたからと言って、著作権を放棄していることにはなりません。

では、なぜコピーライトを記載しているサイトが多いのかという話になりますが、実際はほとんど慣習的なもののようです。「みんな書いているから書いておこう」的なやつです。また、明記することで多少なりとも無断利用への抑止になるという考えもあります。

コピーライトの表記に必要な要素

では、実際コピーライトには何を記載すればいいのでしょう?

Copyright © 2011 WeberNote All Rights Reserved.

よく見かける上記の例で解説します。

Copyright(©)

「©」が「コピーライト」を表しているので、先頭の「Copyright」は不要。また「(C)」と表記している場合も見かけますが「©」が正しい表記のようです。ちなみに「©」は、HTMLだと下記のように記述します。

©

最後の「All Rights Reserved.」ですが、これは「©」と同じ意味になるので必要ありません。よく目にする「All Rights Reserved.」ですが、実は著作権条約と全く関係なく、上記の記述の中では一番不要なものらしいです。

年号(2011)

私は勘違いしていたのですが、年号には発行年を表記する必要があります。つまり、常に最新の年に更新する必要はありません。

「2011-2015」という表記も可能で、最新の年号である「-2015」はあってもなくてもいいようです。ただし、発行年の「2011」は省略することはできません。

「© 2011」と表記されていると「このサイトは更新されていないのかな?」と勘違いされることもあるので、気になる人は「2011-2015」のパターンの方が安心かもしれません。

著作者名(WeberNote)

企業なら「企業名」個人サイトなら「サイト名」を表記すればOKです。

コピーライトを正しく書くと…

以上、「©」「発行年」「著作者名」の3つが必要な要素になります。
順番に決まりはないようですが、やはり一般的に上の順がしっくりします。

当ブログのコピーライトをルールに沿って正しく書くと…

© 2011 WeberNote

となります。

書いても書かなくてもOKというコピーライト文ですが、やはり書いておいた方が無難ですね!もし、お客さんに「年号を変えて」と依頼されたら、是非この記事を教えてあげてください。

コピーライトについて、さらに詳しく知りたい方はWikipediaを参照ください。

参考サイト:Copyright(コピーライト)表記の正しい書き方