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今回は「Amazonアソシエイト」と「楽天アフィリエイト」のクッキーの有効期限や料率などを比較し、両ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)のおすすめポイントを解説します。
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Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトの違い
クッキーの有効期限(再訪問有効期間)
アフィリエイトでは、訪問者が自サイトの広告リンクをクリック後、すぐに成約にいたらなくても、後日再訪問によって成約することで管理者に報酬が入る仕組みがあります。これを「クッキー(Cookie)」あるいは「再訪問有効期間」と言います。
Amazonと楽天は、そのクッキーの期間に違いがあります。
Amazonアソシエイト:24時間
楽天アフィリエイト:30日間
Amazonアソシエイトの場合、クリックから成約まで有効な機関が24時間しかないため、早く商品を購入してもらう必要があります。一方、楽天は有効期間が30日と長いため、クリックされてからしばらく時間がたっても成果につながる余裕があります。
報酬の料率
料率とは訪問者がリンクをクリックして商品を成約した場合、成果報酬となる商品の値段における比率です。
Amazonアソシエイト:2%~10%
楽天アフィリエイト:1%~
ジャンルや店舗によって変わりますが、基本はこの料率です。
1万円の商品が売れた場合、楽天アフィリエイトの成果報酬は100円、Amazonアソシエイトは200円となります。Amazonの料率は以前はもっと高かったのですが、改定されて現在の料率になりました。
Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトのメリット
Amazonアソシエイトのおすすめポイント
Amazonアソシエイトは以前と比べると料率が低くなり、魅力が半減した感があるのは否めません。しかし、それでも楽天と比較すれば効率がいいのは間違いなくAmazonです。2%が下限となっていますが、ジャンルによって料率は変わるので、実際は3~4%程度に落ち着くはずです。
しかし、ネックとなるはクッキーの短さです。
Amazonアソシエイトを使って成果を得るには、強い訴求性のある商品の紹介ページ、見てすぐに購入したくなるページ作りが必要です。そのため、楽天アフィリエイトと比べると成果獲得までのハードルは高くなります。
楽天アフィリエイトのおすすめポイント
楽天アフィリエイトの一番のポイントは有効期限の長さ。
クッキーの有効期限が30日と長いため、クリックされれば比較的成果に結びつきやすいのが特徴です。ただし、気を付けたいのはクッキーは上書きされる点。30日以内であってもユーザーが他サイトのアフィリエイトリンクをクリックされた場合、自分の成果にはなりません。
また、好き嫌いはあれど楽天のランディングページは訴求力があり、期間限定ポイントやセールなどを開いているのも売り。ユーザーの嗜好に合わせた商品を自動的に表示する「モーションウィジェット」というツールも強力です。
両ASPを使い分けるのが鉄則
Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイト、どちらも一長一短あるのでどっちがいいとは一概には言えません。
しかし、あえてどちらを選ぶべきかと聞かれれば、私は楽天をおすすめします。
理由はAmazonアソシエイトの料率は以前よりも低くなってしまい、それをクッキーの長さと天秤にかけた場合、楽天の方がメリットが多いからです。
ただし、料率はジャンルによって異なりますし、ページ構成によってはAmazonの方が効率良く稼げる場合もあります。そのため、楽天アフィリエイト設置後、管理画面のレポートから「成果発生商品」や「購入率」を分析し、高い成約率が見込めるのであればAmazonアソシエイトにシフトするのが最も収益が高くなるでしょう。
最後に、アフィリエイト収入を目的としたページの収益が高くなることは稀です。広告ありきの記事は、嫌でもユーザーにそれが伝わります。アフィリエイトを目的とするのではなく、あくまで情報の発信を目的にすることで売り上げが上がることを覚えておきましょう。
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